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ワクチンについてAbout vaccines
新型コロナワクチン
- 新型コロナワクチンは、有効性や安全性が確認された上で、厚生労働省で薬事承認されています。
- 新型コロナワクチンは、新型コロナ感染症による入院を約40~70%程度予防した等の報告が国内外で行われています。※1
- 新型コロナワクチンの全額公費による接種は、令和6年3月31日で終了しました。 渋谷区では、定期接種対象者(65歳以上の方など)は無料で接種が可能です。※2
(※1)2023/24シーズンで用いられたオミクロンXBB.1.5系統対応ワクチンの効果。厚生労働省「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」
(※2)渋谷区の新型コロナワクチン接種費用の一部助成についてはこちら(渋谷区役所)
副反応について
新型コロナワクチンには以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、重大な副反応として、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎がみられることがあります。
発現割合 | 症状 |
---|---|
50%以上 | 接種部位の痛み、疲労、頭痛 |
10〜50% | 筋肉痛、悪寒、関節痛、発熱、下痢、接種部位の腫れ |
1〜10%以上 | 接種部位の赤み、リンパ節の腫れや痛み、嘔吐、疼痛 |
接種ができない方
- 接種当日に37.5℃以上の熱がある方
- 重い急性疾患にかかっている方
- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある方など
ワクチンを接種に注意が必要な方
- 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
- 重心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方
- 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた方
- 過去にけいれんを起こしたことがある方
- ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある方
- 抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害のある方
接種後の注意
接種後は、15分程度待合室で待機してからご帰宅いただきます。体調に異常を感じた場合は、速やかにスタッフにお伝えください。接種当日に入浴しても問題ありませんが、注射部分はこすらないようにご注意ください。また、当日の激しい運動や過度の飲酒は控えるようにしてください。
B型肝炎
- B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液を介して感染して起きる肝臓の病気で、日本では約130~150万人(およそ100人に1人)が感染していると推定されています。
- 感染経路は性的接触、血液接触、母から胎児または新生児にウイルスが伝播する垂直感染があり、大人への感染は、HBVに感染したパートナーとの性的接触の際に感染することが一般的です。
- HBVは肝臓に感染して炎症(肝炎)を起こし、慢性肝炎から肝硬変、さらには肝がん(肝細胞癌)へと進展する可能性があります。
- 日本を含むほとんどの国で小児に定期接種を実施しています。
- 3回接種での抗体の獲得は約90%と報告されています。
A型肝炎
- A型肝炎ウイルス(HAV)による急性ウイルス性肝炎で、上下水道設備の不十分な地域や、衛生環境の劣悪な発展途上国で蔓延しています。
- 主な感染経路は、糞便により汚染された食物や水の摂取・魚介類の生食・性行為・輸血による血液感染です。
- 慢性化することはないものの、まれに劇症化することがあります。
肺炎球菌
- 肺炎球菌は、喀痰や唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
- 肺炎は日本では死亡原因の第5位となっています。また、日常的に生じる成人の肺炎のうち1/4~1/3は肺炎球菌が原因と考えられています。
- 主に65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種で受けることができます。
- 特に脾臓の機能が低下している方や、脾臓を摘出している方※の場合は感染すると重症化します。
麻しんとは
- 感染力がたいへん強く空気感染、飛沫感染、接触感染し、ワクチン未接種者やこれまで感染歴がない人が感染すると、ほぼ100%発症します。
- 成人で発症した場合、小児より重症化することがあります。
- 生涯に2回ワクチン接種をすることで、原則、一生予防が可能になります。
- 一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。
風しんとは
- 感染力がたいへん強く飛沫感染し、ワクチン未接種者やこれまで感染歴がない人が感染すると、ほぼ100%発症します。
- 成人で発症した場合、小児より重症化することがあります。
- 妊娠初期(妊娠20週頃まで)の感染は、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
- 生涯に2回ワクチン接種をすることで、原則、一生予防が可能になります。
- 一度感染すると一生免疫が持続すると言われています。
先天性風疹症候群とは
風疹は非常に感染力が強く、免疫のない集団では、ひとりの感染者から5〜7人にうつると言われています。
妊娠初期の女性が感染すると、難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする、先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高まります。
風疹に感染しても自覚症状がない場合があるので、知らず知らず、学校や職場などで感染を広めてしまうことがあります。そのため、妊娠する女性やこれから生まれてくる赤ちゃんのためにも、そのパートナーや家族だけでなく、社会全体で感染を予防していくことが重要です。
おたふくかぜとは
- 感染力が強く飛沫感染、接触感染により広がります。
- 感染しても症状が現れない不顕性感染も30~35%みられています。
- 合併症として、髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。
水痘とは
- 感染力が強く空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、ワクチン未接種者やこれまで感染歴がない人が感染すると、ほぼ発症します。
- 成人で発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。
- 生涯に2回ワクチン接種をするか、1度感染することで、原則、一生感染予防が可能になります。
帯状疱疹とは
- 帯状疱疹の予防接種の対象年齢は50歳以上です。
- 帯状疱疹の発症率は50歳以上で増加し、50代、60代、70代と加齢に伴ってさらに増加します。
- 高齢者では神経痛が残りやすく、発症を予防することが重要です。
季節性インフルエンザとは
- インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性呼吸器感染症で、世界中のあらゆる地域で流行しています。
- インフルエンザA型とB型は循環し、季節性の病気の流行を引き起こします。
- 妊婦、乳幼児、高齢者、慢性疾患(慢性心疾患、肺疾患、腎臓疾患など)のある方、免疫抑制状態(HIV、悪性腫瘍など)の方は重篤な症状や合併症が出やすい傾向にあります。
WHOは以下の方にインフルエンザワクチン接種を推奨しています
- 妊娠のあらゆる段階の妊婦
- 生後6か月から5歳までの子供
- 高齢者(65歳以上)
- 慢性疾患のある人
- 医療従事者
子宮頸がん、HPV感染症
- 子宮頸がんは20~30歳代の若い女性に増えてきており、ほとんどはHPV感染が原因のがんです。
- 2価、4価ワクチンで子宮頸がんの50~70%を、9価ワクチンで80~90%を予防できます。
- すでにHPVに感染している場合の治療効果はないので、性交渉を経験する前(HPV感染前)に接種すると効果的です。
- 男性の場合、HPV感染は咽頭癌や喉頭癌の原因になることもあります。また、男性がHPVに感染し、パートナーにHPVを感染させてしまうこともありますので、海外では男性に対するHPVワクチンも定期接種になっている国があります。
髄膜炎菌感染症
- 飛沫感染により広がり、敗血症や髄膜炎を起こす感染症です。致死率は約10%(無治療の髄膜炎は50%)で、10〜20%は後遺症が残ることがあります。
- 国内での発生頻度は稀ですが、世界では局地的小流行がみられています。
- 学生寮などで共同生活を行う10代が最もリスクが高いとされています。
- 世界的に流行している地域の髄膜炎ベルトと呼ばれる地域では乾季(11〜5月)に流行します。
- 欧米では定期接種として実施する国もあります。
- 特に脾臓の機能が低下している方や、脾臓を摘出している方の場合は感染すると重症化します。
以下の方は髄膜炎菌感染症ワクチンの接種を推奨しています
- メッカ巡礼に際してサウジアラビアへ渡航する方
- アフリカ中部の「髄膜炎ベルト地帯」など、流行地へ渡航する方
- 定期接種国へ留学する方(アメリカ・オーストラリア・カナダ・イギリス・オランダなど)
- 学生寮や警察学校など、集団生活を送る方
- 脾臓摘出後や脾機能低下症の方
髄膜炎菌感染症の感染リスク
髄膜炎菌は人から人へ咳やくしゃみによってうつり、鼻・のど・気管の粘膜などに感染します。
健康なティーンエイジャーが命を落としたり、四肢切断に至る等のリスクを持つ病気の1つです。
-
狭い空間での
集団生活 -
食器類の共有 -
ペットボトルの
回し飲み -
キス
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